秋はじまりのアニメ

早いものは第02話終わって、そろそろ秋の番組は出そろったのだろうか。残るはProduction I.Gのやつぐらいかな。なんか春と比べてみてるものが増えたのかもしれない。自分が何を見ているのかよくわからなくなったのでとりあえずまとめてみる。まあまだ最初なのでたくさん見ているだけで、徐々に切っていくだろうけど。

とりあえず見てるやつ列挙。『Bamboo Blade』『Blue Drop』『ドラゴノーツ』『ef ― a tale of memories』『逮捕しちゃうぞ フルスロットル』『逆境無頼カイジ』『CLANNAD』『Myself; yourself』『こどものじかん』『もやしもん』『げんしけん2』『機動戦士ガンダム00』『しゅごキャラ!』『みなみけ

この辺りだろうか。『D.C. II』『キミキス』『獣神演武』はまだ見てないが、いずれまとめて。ちなみに『素敵探偵ラビリンス』『もっけ』『御愁傷様二ノ宮くん』は一話で切った。『もっけ』は原作のマンガはとても面白かったのに残念だ。あと『しゅごキャラ!』についてはもう見ないかもしれない。

楽しみなのはやはり『もやしもん』と『みなみけ』だろうか。ともに漫画原作だが、繰り返し読んでいる。両方とも原作のいいところが残っていると思う。まあ『もやしもん』はまだ登場人物が出そろってないので、来週あたりでてくる笑い飯が注目かな。『みなみけ』は話の系統としては『らき☆すた』に近いのだろう。『らき☆すた』も毎週楽しく見たが、わくわくしたというほどでもなかった。『みなみけ』はそれ以上だ。『あずまんが大王』並みのわくわく感だ。内容がわくわくする内容だというよりも、毎回待ち遠しいだろうなと。

げんしけん2』も面白かった。これも原作を何度も読んで展開はほとんど把握しているけど、それでも楽しめた。第一期と違って今回は原作者自身が脚本に参加しているらしい。木尾士目のマンガは単行本になったものはすべて読んでいるが、『げんしけん』以前は恋人同士が延々と痴話げんかしているような話ばっかりだったと思うが、非常に理屈っぽくてなんだかなあと思った記憶がある。それが『げんしけん』になって、あの理屈っぽい話はオタクのいいわけかよっ! とか思った。つまり『げんしけん』でぶっちゃけたのかなと。だけど『げんしけん』後半ではまたしてもうじうじした男女関係の話になって、むしろ彼のやりたいことはこちらの方なのかなという気もした。つまりうじうじした男女関係→おたくはつまり言い訳→ぶっちゃけだと思っていたが、むしろ本質は前者にあるのかなと。たしか『げんしけん』の連載が始まる前に美大かなんかの女子学生が教授の家で裸になって爆弾で爆発する(?)とかいう今思うと意味不明な話の読み切りがあったと思うが(というか僕があんまり覚えていないだけだが)、あの辺りが作者の本質なのかと。まあなんだかんだいってその手の話は嫌いじゃないので、非常に楽しみだ。脚本に参加しているということは原作者好みの展開にしてくれるということだろう。

Blue Drop』と『ドラゴノーツ』はともにGONZOだろうか。…と思ったら『Blue Drop』の方はGONZOは参加しているが元請けではないらしい。まあそれはともかく、両方ともまだ何がなんだか分からないが、まあとりあえずしばらくは見るだろう。しかし『ドラゴノーツ』の方はちょっと厳しい気がする。最初宇宙飛行とかするのでロボット関係かなとか思ったが、なんかGONZO的にモンスター的なものがでてきて、ちょっと当てが外れた。まあタイトルからして予想はできたことだが。『Blue Drop』のほうはロボットとかでてくるかもしれないとか思いながら見ている。どちらも謎の組織があり、僕は組織とか好きな方なので見続けるかもしれない。あと、どうでもいい話だが、『ドラゴノーツ』にチョーが声優として出演していた。僕の世代だと確か小学3年生が対象の『たんけんぼくのまち』で有名だ。オープニング曲は今でも歌える。ウィキによると死亡説が流れたとのことだが、僕は死亡説は小学4年生が対象の社会科の番組にでていたクラさんという人のことだと思っていた。たしかまことちゃんみたいな指をして「やっ、こんにちは。クラさんだよ」みたいな挨拶をしていた人だ。アニメと関係ないのでこれくらいにしておく。

逮捕しちゃうぞ フルスロットル』『逆境無頼カイジ』。ともにマンガは読んでいるが、前者はちょっときついかなと。藤島康介のマンガは白黒でなんぼだと思うのだがどうだろう。なんか色がつくと何かが損なわれてしまう気がするのだがどうか。まあ『逮捕しちゃうぞ』の頃はそうでもなかったが、最近の『ああっ女神さま』なんかは特にそんな気がする。『逆境無頼カイジ』は利根川様のありがたいお言葉が聞けたのでもういいかなとか思っている。ただ「大人は質問に答えない」って名台詞はなかったのでそれは残念だが。しかし白竜の声はどうなのだろうか。彼はいい俳優だと思うが、ちょっと利根川様をやるには若すぎるような気がするのだが。確かに組織のトップじゃないからあまり重すぎると鷲巣との関係上ちょっとまずいのかもしれないが。ちなみに彼のエンディング曲はしっくりきていたな。彼の曲は結構発禁になっているものが多いと聴いたが、今回初めて聞けたのは良かった。萩原聖人は良かった。アカギの時もそうだったが、主人公は結構若いんだよな。マンガを読んでいると気がつかなかったが、彼の声でそれを再認識した。

ef ― a tale of memories』『CLANNAD』『Myself; yourself』はともにエロゲ、というかギャルゲというのか(違いが分からん)、の原作らしい。『Myself; yourself』は金田朋子の声以外はあんまり印象に残らないのだが、どうやらこういったタイプのラブコメの王道をいった展開らしいのでまあ見続けてみようと思う。『CLANNAD』は京アニということだけで。いずれ出崎版と比べてみようかなと思う。『ef ― a tale of memories』はシャフトの制作。しかも新房が制作に参加してるとあって、いろいろネタを仕込んでいるだろうからあまりこういったタイプのラブコメに興味を持てない僕にとっても楽しめると思う。演出もかなり特徴的なので、その点も楽しめる。しかもこれはかなりニコニコを意識した作品なので、ニコニコで見るのが良いかと。風に舞う紙くずに書かれたnice boat.なんて普通に見てたら分からない。

こどものじかん』。これも原作は読んでいた。どうやらいくつかの放送局が放送を見合わせたりしたらしい。まああんまり感想はない。小学生が先生を好きになるそれだけの話だ。まあそれはいいのだが、気になったのはニコニコの書き込みに「これは放送中止になって当然」とか「よく放送したな」とかいうものが多かったことだ。まあ『School Days』『ひぐらしのなく頃に解』でもそうだったが、なんか視聴者もこういった放送上のトラブルをネタとして享受しているなという気がした。つまり何らかのかたちで放送されれば視聴者たちはこういったトラブルに必ずしも反対しないのではないかとか思った。もちろんどっちが先かという問題はある。つまりもうトラブルが起きてしまったから、楽しんだ方が得じゃん、みたいな感覚だろうが。以前のエントリーでも書いたが、中止を決定する側は『放送禁止歌』的な感覚でいるのだと思う。それに対してメディアリテラシーがどうとかいうのははっきりいって暖簾に腕押しだと思う。そして見る方にとっても何らかのかたちで見ることができれば、ネタにしてむしろ事態をプラスに転じさせることもできる。見ることができれば、ということなので、もしニコニコとかがなければこの放送中止の問題はもっと大きな事態を引き起こしていたかもしれない。しかし実際には見ることができたので、本質的な問題を提起するにはいたらなかったのではないだろうか。制作する側としても、放送できなくなった場合いろいろ損害があるのかもしれないが、もしDVDが資金回収の主要な手段となるならば(もうなっているのかもしれないが)、そんなに痛くないのかもしれない。むしろ放送中止が話題になってかえってDVDの売り上げがあがるかもしれない。『School Days』なんかそうなんじゃないだろうか。もしかしたら、多くの放送局で放送を見合わせる→わずかな放送局だけが放送→ニコニコなどで話題に→DVDの売り上げ好調、この流れが制作する側にとって一番いいのではないだろうか。だとすると、残酷なシーンとかエロとかってのは「芸術的」な表現の自由とか、制作者側の欲望とかいうよりも、資金回収のための戦略の一環ということになるのではないだろうか。ある意味健全といえば健全のような気がするが。少なくとも今ネットで広まっているような放送中止に関する批判とはべつの視点でこれを見た方がいいような気がする。まあそれはいいのだが、『こどものじかん』はなんかあんまり面白くなかった。これと比べたら『もえたん』の方がずうっと良かった。ばかばかしさという点では後者の方がすぐれている。

さいごに、『機動戦士ガンダム00』だが、よく考えたらガンダムシリーズのテレビ放送を見るのはこれが初めてかもしれない。最初の放送を見た感じ結構最後まで見られるような気がしたが、どうだろう。まあ今回はあまりロボットものが多くなさそうなので、これは貴重だ。