アニメいろいろ

コードギアス』を偶然見て以来、アニメを見だした。小さい頃はほとんど見ていなかった。多分僕の世代だとガンダムが再放送かなんかで夕方やっていたと記憶しているが、それもちょっとは見ただろうが全然覚えていない。小さい頃見た記憶があるのは、『マンガ日本昔話』とか確か夕方(再放送で?)やっていた『ルパン三世』とか『いなかっぺ大将』とかぐらいかな。あと『キャンディキャンディ』のオープニングテーマはいまでもそらで歌える。まあ要はほとんど見ていないわけだが、ちょうど区切りもいいので、4月からいくつか見だした。リアルタイムで見ているのは、『Darker than Black』『精霊の守り人』『天元突破グレンラガン』『キスダム』『機神大ギガンティックフォーミュラ』『らき☆すた』『エル・カザド』、4月始まりじゃないけど、『電脳コイル』ぐらいかな。『オーバードライブ』は三回ぐらい、『シャイニング・ティアーズXクロスウィンド』は最初の10分でリタイヤ。ほかに『怪物王女』『風のスティグマ』『神曲奏界ポリフォニカ』あたりはあとで見るかもしれない。

ちなみに、僕は映画は監督単位で考えていて、この俳優がでてるからとかの理由で見ることはあまりない。だけどアニメの場合は何となく制作会社単位で見ていることに気づいた。4月はじまりのアニメ以外にもいくつか見たが、傾向としてBonesProduction I.Gのアニメはどうやら肌にあっているようだ。2chとかで見るとBonesって結構評価が低いように見えるが、意外だった。反対に評価が高かったのが Gonzoだが、なぜかWikiではあんまり評価されていないのが気になる。Gonzoの作品で見たのは、『月面兎兵器ミーナ』『フルメタル・パニック!』『アフロサムライ』ぐらいかな。あと『Speed grapher』を一話だけ見た。まあ『風のスティグマ』もいずれ見るでしょう。今の段階ではよくわからないな。

よくいわれているけどいまはアニメが異常なほど大量につくられていて、制作する側にもいろいろ問題があるようだ。確かにたくさんある。見る側としてはなにを見るかという基準を作るのは重要なことかなと思った。そこで最初はアニメ原作のものを中心に見ていこうと決めた。しかし『精霊の守り人』『R.O.D』(OVA版およびテレビ版)『フルメタル・パニック!』は小説が原作で、後者に関しては既にマンガ版も読んでいた。あとゲーム原作の『Air』(劇場版および京都アニメーション版の両方)、『ひぐらしのなく頃に』『吟遊黙示録マイネリーベ』も見てしまった。まあある程度見ればどの制作会社のものはどうだ、ってことがわかってくると思うが。

とりあえずいまのクールに見ているものの中でいえば、『Darker than Black』と『精霊の守り人』が一番面白いかな。Bonesのもので見たのは『Wolf's rain』『交響詩篇エウレカセブン』『Kurau』だけど、どれもよかった。僕は何かしら謎があって徐々にそれが明らかになっていく、というタイプのアニメが好きだが、どれもそういう感じだし。Production I.Gに関しては、やはり攻殻機動隊のシリーズがよかった。特にテレビシリーズが。BonesにせよProduction I.Gにせよ、少なくとも僕が見たものの多くが、結構年齢層の高い登場人物が活躍しているというのがいい。何となくアニメの傾向として、ガキが騒いでいるものが多くて、ちょっと辟易することがある。まあそういうものも見ますけど。あと『精霊の守り人』に関してはちょっと気になったことがあって、第10話でチャグムとトーカが屋外の賭場の近くで会話しているとき、バックで歩いているエキストラのキャラたちの動きがなんか変だった。能みたいに腰が据わっていて滑るように動いていた。主要登場人物はそんな感じじゃなかったのだが、明らかにエキストラたちの動きはそれとは違っていた。あれはなんなんだろう。いずれわかるかもしれない。

グレンラガン』はなんか泣けるところが多かったので、まあ見続けるでしょう。まさかアニキが死ぬとは思わなかった。ところで話題になった第4話についてだが、作画監督だった小林治が同様に作画監督を務めた『ケモノヅメ』の第7話(だったかな?)をみたら、ちょっと納得した。要は手を抜いたんじゃなくて、彼はそういう絵を描く人だったということがわかった。『ケモノヅメ』全体がなんか特徴的な絵で、ところどころヤシガニ的なところもあったりしたので、そのあたりに目がいってしまって、小林治の絵に最初はあまり気づかなかったのだが、よく見たら『グレンラガン』の絵といっしょだった。

キスダム』は正直一番きつい。第4話で総集編というものすごかったが、それ以上にストーリー自体がきつい。僕は基本的に政治が欠如した物語は好みではないのだが、『キスダム』はまさにそういう話だ。なんかただ戦ってるだけって感じがする。作画も安定していない感じがするのも気になる。もっと相手の状況とかを描いてくれないとリタイヤするかもしれない。この内容次第で『創聖のアクエリオン』を見ようか決めるつもりだったが、どうしよう。でも主題歌がいいから見るかもしれない。

ギガンティックフォーミュラ』は解明すべきなぞが残されている気がするので見続けるでしょう。多分ラスボスはUNあるいはその周辺だと思うが、まあそこら辺が明らかになるまではリタイヤしないと思う。あといろんな有名人がデザインしているメカを見るのもよい。ただメカデザインばっかりで結構動きが疎かになっているような気がするのだがどうなんだろう。動きというより移動という感じがする。

エル・カザド』はなんか見てしまう。三部作の最後らしいが近いうちに『Noir』MADLAX』も見るでしょう。全然関係ないけど、監督の真下耕一は人の使い方がうまいという話を2chで見つけた。スタッフがなんかやらかすと叱るんじゃなくて、「どうしたんだお前らしくない」的なことを言って、励ますらしい。どうやら褒めて伸ばすタイプらしいな。僕も褒められてのびるタイプだ。さらにどうでもいいがハインツ・シュナイダーという名前はキャプテン翼を思い出させる。

らき☆すた』。なんだかんだいってみてしまっている。もともとはニコニコ動画を見るために見たというのが正直なところだ。これを見るだけでニコニコ動画の楽しさが倍増するといっても過言ではないと思う。一番興味深いのは、この作品そのものというよりも、京都アニメーションという会社の経営に関してだ。マッドハウスGonzoなどは猛烈な勢いで作品をつくっているのだが、それは多分そうしないと回っていかないからだろうと思う。どうして京アニはそういった制作会社比較して寡作でいられるのだろう。もしかして製作委員会方式がうまく機能しているということなのだろうか。作品の中で読まれている雑誌の表紙に『エル・カザド』とあったり、ゲーマーズとかアニメイトとか兄沢命斗とかでてきたり。そういうことをやることで制作費を削減したりしているのだろうか。そういう興味で今日アニ作品を見ていくと思う。つぎはふもっふだ。